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世界最高のGKは誰だ!サッカー選手能力値ランキング16~20位。世界一に輝いた守護神、カンテラ出身の若手GKも(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

18位:ウーゴ・ロリス(フランス代表/トッテナム)

ロリス22
【写真:Getty Images】

生年月日:1986年12月26日
市場価格:700万ユーロ(約8.4億円)
20/21リーグ戦成績:38試合45失点(無失点12試合)

18位にはフランス代表GKを務めるウーゴ・ロリスがランクインした。OGCニースの下部組織出身で、2008年7月には名門オリンピック・リヨンに加入し、初年度からスタメンに定着。同クラブでは201試合に出場した。2012年にはトッテナムに完全移籍すると、ここでもすぐにポジションを確保した。2018年ロシアワールドカップではフランス代表のキャプテンとして、20年ぶり2度目のワールドカップ優勝に大きく貢献した。

35歳のロリスはこれまで所属クラブやフランス代表で何度も大舞台で戦ってきた経験を持つ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)やワールドカップ、UEFAネーションズリーグなど、国際大会決勝を戦い抜いた「メンタル」の強さで、これまでチームを鼓舞してきた。「メンタル」の項目はヤン・オブラクに次ぐ2番目に高い「90」という数値を記録している。

キャプテンシーだけでなく、GKとしての能力も非常に高く、驚異的な「反射神経」を活かした「セービング」能力の高さはワールドクラスだ。ロシアワールドカップ準々決勝のベルギー代表戦で見せたビッグセーブのように、決定的とされるチャンスを幾度となく阻んできた。「ポジショニング」の取り方も見事で、果敢な飛び出しで攻撃の芽を摘むプレーもよく見られる。

手を使ったボールの扱いが上手いロリスだが、足元の技術には不安を残す。「テクニック」は「55」と比較的低く、「キック」はトップ20にランクインした選手の中で最も低い「65」という数値となっている。ロシアW杯決勝では、プレスしに来た相手FWを抜くことを試みるが失敗し、失点を招く形となってしまった。このようなミスを起こすことがなければ、さらなる飛躍ができていたことは間違いない。

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