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【独占取材】天野純「マジで人生終わったかと思った」。トッテナム戦衝撃のFK弾は「狙い通り」。韓国で経験する「シビアな世界」とは【コラム】

text by 舩木渉 photo by Getty Images

「ACLで勝ち上がってマリノスとやりたかった」

天野純
【写真:Getty Images】



 Kリーグオールスターを終え、16日にはMF齋藤学が所属する水原三星ブルーウィングスとのリーグ戦が控えている。

「(トッテナム戦は)ここからの後半戦に向けて勢いづける意味では非常にいい試合であり、得点だったと思います。すぐ2日後に試合があって、優勝するために負けられない試合がこれからずっと続く。マリノスの時と違って連戦をほとんどフルでこなしている状況なので、それは今まで経験できなかったことですし、すごく充実感を得ている部分。ただ、その中でパフォーマンスが少し落ちているのは自分の中で感じているので、ここで耐えないといけないなと思います」

 蔚山現代は現在、2位の全北現代モータースに勝ち点差5ポイントをつけて首位に立っている。しかし、後半戦に入ってからの直近4試合でわずか1勝と苦しんでおり、優勝を成し遂げるにはここで踏ん張れるかどうかが試されるタイミングだ。

 そんな状況だからこそ、5連覇中の全北現代からリーグタイトルを奪い取るうえで後半戦の天野には「オールスター」にふさわしい活躍が求められるだろう。ロリスからフリーキックを決めたことで評価が高まると同時に、周りからの見る目も厳しくなるはずだ。

「できればACLで勝ち上がってマリノスとやりたかったですけど、(グループステージで)敗退してしまってできなくて、そこはすごく残念な気持ちです。韓国でもっともっと成長した姿を見てもらえればすごく嬉しいです」

 そう日本ファン・サポーターに向けたメッセージをくれた天野は、これからどんな進化を見せてくれるだろうか。横浜から旅立った左利きのファンタジスタは、韓国で貴重な経験を積み、充実の日々を過ごしている。

(取材・文:舩木渉)

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