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【独占取材】天野純「マジで人生終わったかと思った」。トッテナム戦衝撃のFK弾は「狙い通り」。韓国で経験する「シビアな世界」とは【コラム】

text by 舩木渉 photo by Getty Images

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 韓国・Kリーグ1部の蔚山現代FCに所属し、Kリーグオールスターに選ばれたMF天野純がトッテナム・ホットスパー戦で衝撃のフリーキックを決めた。ゴールを守っていたのはフランス代表GKウーゴ・ロリスだ。現場では一体何が起こっていたのか、緊急取材で本人に直撃した。(取材・文:舩木渉)



天野純、トッテナム戦で鮮烈なフリーキック弾

天野純
【写真:Getty Images】

 横浜F・マリノスから韓国の蔚山現代FCに期限付き移籍中のMF天野純が、衝撃のゴールを決めた。

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 天野は13日にKリーグオールスターの一員としてトッテナム・ホットスパーとのプレシーズンマッチ(6-3でトッテナムが勝利)に途中出場。そして、71分に直接フリーキックを叩き込んだ。

 イングランドの名門クラブ相手に、強烈な一発。しかもゴールを守っていたのはフランス代表の正守護神を務めるGKウーゴ・ロリスだった。その試合後、移動の合間を縫って天野が電話での取材に応じた。

 そこで最初に口を突いて出てきたのは「マジで人生終わったかと思いました」という言葉。一体なぜだろうか。

「今日のミーティングで後半に30分間出ると言われていたので、30分頑張ってやろうと思ったらPKを与えてしまって。ルーズボールが自陣のペナルティエリア内に高く上がって、それを自分でコントロールして前を向こうとしたら、思ったよりボールが落ちてくるのが早くて、手とお腹のあたりで挟んでしまった。五分五分だと思ったんですけどPKを取られてしまって、しっかりソン・フンミンに決められ、そこで『これは人生終わったかな』と。めちゃくちゃ歓声がすごかったですし」

 62分にMFヤン・ヒョンジュンとの交代でピッチに送り出された天野は、直後の67分に上記の経緯でトッテナムにPKを与え、地元韓国の英雄ソン・フンミンに花を持たせてしまった。1点ビハインドでトッテナムを追いかけていたKリーグオールスターにとって大きな痛手となるPK献上だった。

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