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消えた逸材…。バルセロナで神童と呼ばれた5人の今。メキシコ代表の天才、クロアチアのメッシと呼ばれた男も

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

マルク・ムニエサ(アル・アラビ・ドーハ/スペイン)

Marc Muniesa
【写真:Getty Images】


生年月日:1992年3月27日
在籍期間:2007年7月〜2013年7月
バルセロナ通算成績:4試合0得点0アシスト

 バルセロナはこれまでにカルレス・プジョルやジェラール・ピケなど優れたCBを輩出しており、マルク・ムニエサもその後を追う選手の1人になることが期待されていた。長い髪の毛を揺らしながら、鋭いタックルで攻撃の目を摘むその姿から「プジョルJr」というニックネームも付けられた。

 ペップ・グアルディオラ監督がトップチームに就任した08/09シーズンの終盤、ムニエサは17歳で衝撃のトップデビューを飾る。途中出場したムニエサは試合終了間際に悪質なタックルで相手を倒してしまい、痛恨の一発退場処分を受けてしまった。その後はバルセロナBで主にプレーするようになったが、2012年には前十字靭帯を断裂する大怪我を負ってしまい、長期間の欠場を余儀なくされる。怪我復帰後も結局、トップチーム昇格の夢は叶えることができず、トップチームの出場はわずか4試合に留まった。そして、21歳のムニエサは2013年7月バルセロナを去る決断を下した。

 新天地となったはプレミアリーグのストーク・シティ。加入初年度から着実に出場時間を積み重ねていったムニエサだったが、定位置を確保しきれず、2017年8月には母国スペインのジローナに期限付き移籍をすることになった。しかし、ここでもこれといった成績を残すことができず、2部降格を経験。2019年8月にはカタールのアル・アラビ・ドーハに加入。欧州でのプレー経験を活かし、所属4クラブ目にしてやっとポジションを確保することができた。

【了】

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