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消えた逸材…。バルセロナで神童と呼ばれた5人の今。メキシコ代表の天才、クロアチアのメッシと呼ばれた男も

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

ジェフレン(ラムプーン・ウォーリアーFC/元ベネズエラ代表)

Jeffren
【写真:Getty Images】


生年月日:1988年1月20日
在籍期間:2004年7月~2011年8月
バルセロナ通算成績:34試合3得点3アシスト

 ラ・マシア(バルセロナの下部組織)育ちのジェフレンは18歳でフランク・ライカールト監督の下、トップデビューを飾る。リオネル・メッシやペドロ・ロドリゲスらと同世代で、サイドから攻撃を組み立てるドリブラーとして期待されていた。そのジェフレンは10/11ラ・リーガ第13節のエル・クラシコでは途中出場し、バルセロナの5得点目を決め、“マニータ”達成に大きく貢献。このゴールがきっかけに、ジェフレンは一躍有名になった。

 しかし、バルセロナでそれ以降の見せ場を作ることはなく、2011年8月にポルトガルのスポルディングCPに放出される。同クラブでは度重なる負傷に苦しみ、ポジションを確保できず、2年半でチームを去ることに。2014年1月に加入したバジャドリードでは2部降格を経験。14/15シーズンにはリーグ戦35試合に出場したが、得点に絡むプレーを全く見せることができず、FWとして役割を果たすことができなかった。

 その後はキプロスやクロアチア、UAEなどのクラブに所属したが、どのチームでも存在感を見せれず。しかし、昨夏加入したタイ1部リーグのラムプーン・ウォーリアーFCではキャリア初となる2桁得点を記録し、バルセロナ退団後初めてのリーグ優勝を達成した。34歳で8カ国、9クラブでプレー経験を持つジェフレンは、タイの地でやっと居場所を見つけたようだ。

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