13位:名古屋グランパス
【写真:Getty Images】
監督:長谷川健太
前半戦成績:5勝5分7敗(11位)
戦力的には上位に食い込んでもおかしくないが、長谷川健太監督体制1年目は厳しいものとなりそうだ。開幕5試合でわずか1勝とスタートダッシュに失敗。4-2-3-1から3バックへと変更後は少し調子を取り戻したかに思えたが、ここ最近はまた勝ち点を取りこぼすことが目立っている。
GKランゲラックの安定感は相変わらず素晴らしい。丸山祐市が復帰し、藤井陽也が台頭した最終ライン、相馬勇紀と森下龍矢のいるウィングバック、レオ・シルバがリズムを作り稲垣祥と仙頭啓矢が勢いを加速させる中盤もある程度計算が立っている。
足を引っ張っているのはFW陣と言っていい。マテウスのパフォーマンスは非凡だが、柿谷曜一朗と金崎夢生はここまで無得点で、新加入の酒井宜福は1得点と期待を裏切り続けている。シュヴィルツォクの今後も不透明な中、唯一の希望は新加入のレオナルドと永井謙佑の大爆発。この2人が得点源となることができなければ、2桁順位で終わる可能性が高いだろう。
【了】