7位:サガン鳥栖
【写真:Getty Images】
監督:川井健太
前半戦成績:5勝9分3敗(8位)
小屋松知哉、樋口雄太、酒井宣福、山下敬大、仙頭啓矢らオフシーズンに多くの選手を失ったことで、サガン鳥栖は降格候補に挙げられていた。しかし、開幕7試合無敗とスタートダッシュに大成功。その後も着実に勝ち点を積み上げ、結果8位で前半戦を終えるなど、良い意味で今季のJ1リーグにサプライズを起こした。
まず評価できるのは守備陣だ。ファン・ソッコの一時離脱中に台頭した田代雅也は移籍したエドゥアルドの穴を埋める活躍を披露。ジエゴも屈強なフィジカルを武器に奮闘している。そして中盤では小泉慶が「チームの心臓」と呼べるほどの存在感を発揮。福田晃斗との連係も良く、このダブルボランチは自慢の一つとなっている。
後半戦のカギは攻撃力だろう。ハマったときの破壊力は凄まじいが、まだ安定感には欠ける。宮代大聖や垣田裕暉がさらにパフォーマンスレベルを上げれば、勝てる試合も増えてくるはずだ。もう一つ気になるのは、右サイドを制圧していた飯野七聖の移籍で、これがどこまで影響してくるだろうか。
【了】