2位:鹿島アントラーズ
【写真:Getty Images】
監督:レネ・ヴァイラー
前半戦成績:10勝3分4敗(2位)
元日本代表DFでクラブOBでもある岩政大樹コーチの下、シーズンのスタートダッシュに成功。コロナ禍で合流が遅れたレネ・ヴァイラー監督に交代後も安定して勝ち点を奪うことができており、横浜F・マリノスに次ぐ2位という好成績で前半戦を終えることに成功した。
好調の要因はやはり上田綺世と鈴木優磨によるツートップの爆発力だろう。前者は誰よりも早く2桁得点に到達。シント=トロイデンから復帰した後者はここまで7得点8アシストを記録と、チームに多くの勝ち点をもたらしてきた。また、なかなか波に乗れないまま長期離脱となってしまった荒木遼太郎に代わりアルトゥール・カイキが予想以上に奮闘していること、新加入の樋口雄太がすぐフィットしたことも大きなプラスとなっている。
後半戦のカギは、やはりセルクル・ブルージュに去った上田の穴埋めになるだろう。エヴェラウドの復活や染野唯月の覚醒、あるいは新戦力のフィットなどがなければ、当然前半戦よりも苦しくなる。また、首位マリノスに食らいつくためには、失点数を減らすことも必須となってくるだろう。