4位:柏レイソル
【写真:Getty Images】
監督:ネルシーニョ
前半戦成績:9勝3分5敗(4位)
良い意味で期待を裏切った。昨季15位に沈んだこと、またクリスティアーノや神谷優太、仲間隼人など多くの選手が退団したこともあり、下馬評はかなり低かったが、開幕7試合でわずか1敗とスタートダッシュに成功。4月には3連敗したがすぐに立て直し、結果として前半戦を4位で終えることになった。
3-5-2の布陣が見事にハマった。とくに素晴らしいのが守備強度の高さだ。細谷真大と小屋松知哉の2トップは高い献身性を持っていて、マテウス・サヴィオを中心とした中盤は運動量が抜群に豊富で対人戦にも強い。三丸拡と大南拓磨の両ウィングバックはサイドでのアップダウンを繰り返しており、、3バックはしっかりとハイラインを敷くことができている。この組織力がなければ、チームはサプライズを起こせていなかったはずだ。
三丸と大南の両サイドの替えが効かないのが後半戦に向けた不安要素となるだろう。ただ、森海渡や升掛友護らの台頭はポジティブな要素で、9月頃にはドウグラスも戻ってくる予定。それに加え武藤雄樹の復調などもあれば、チームの勢いはさらに増していくことになるかもしれない。