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かつての逸材は今…。ACミランで神童と呼ばれた5人の現在。10代で不動のレギュラーに定着したスピードスター、まさかの出場0に終った天才も

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アルベルト・パロスキ(シエナ/イタリア)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1990年1月4日
在籍期間:2002年7月~2008年8月
ACミラン通算成績:9試合4得点1アシスト

 ACミランの下部組織出身のアルベルト・パロスキは17歳で迎えた2007/08シーズンのコッパ・イタリア、カターニャ戦でデビューを飾るとこの試合でゴールを記録。セリエAデビュー戦となったシエナ戦では交代出場から18秒でゴールを決め、「セリエAデビュー最速ゴール」の記録を樹立した。

 しかし、ロナウドとフィリッポ・インザーギの2トップの牙城を崩すことができず、08年夏に出場機会を求める形でパルマへと移籍。キエーボに所属していた2013/14シーズンまではミランとの共同保有という形でクラブを転々としたが、結局ミランに買い戻されることはなかった。

 2015/16シーズンは前半戦だけで9ゴールを記録したことで注目を集め、16年冬にプレミアリーグのスウォンジーへと引き抜かれた。しかし、この移籍が失敗に終わると彼のキャリアは尻すぼみになっていき、カリアリやSPALを経て21年夏にはセリエCに所属するシエナに加入した。キャリア初のセリエCでのプレーとなったが、2度に渡ってふくらはぎを負傷したことで実力を発揮することができず、21試合で4得点1アシストという満足のいかない結果に終わった。

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