2位:ウスマンヌ・デンベレ
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年5月15日
移籍金:1億4000万ユーロ(約168億円)
在籍期間:2017年8月~2022年7月
リーグ戦成績:102試合19得点27アシスト
スタット・レンヌの下部組織出身のウスマンヌ・デンベレは、2016年7月にドイツの強豪、ボルシア・ドルトムントに加入。細かいボールタッチで相手を翻弄するそのドリブルスキルはワールドクラスだ。これに加え、両足を遜色なく使えることからドルトムントでは両サイドで起用され、ゴールとアシストを次々と重ねていった。
しかし、バルセロナに加入した2017年以降は、ドルトムントで全くなかった負傷に悩まされることとなる。19/20シーズンにはハムストリングなどの筋肉系のトラブルにより、公式戦わずか9試合の出場に留まった。在籍5年間で負傷による離脱はなんと14回。そして、怪我を理由に公式戦を欠場したのは約100試合と、負傷を繰り返すデンベレは監督にとって悩みのタネだった。
負傷のみならず、クラブの規則を破ったり、生活習慣の乱れを理由にトレーニングに遅刻するなど、デンベレは様々なことで監督やクラブを悩ませてきた。昨年末にはクラブからの契約延長オファーをことごとく拒否したことで、冬の移籍市場で移籍することが濃厚とされていたが、デンベレは他クラブからのオファーも拒否し、クラブはデンベレの取り扱いに困った。2022年2月に行われたホーム戦では、バルセロナサポーターはクラブとの契約問題を抱える同選手にブーイングを浴びせた。結局その後も契約延長の合意に至ることはなく、6月末をもってデンベレはフリーとなった。