1位:マヌエル・ノイアー(ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)
【写真:Getty Images】
生年月日:1986年3月27日
市場価格:1500万ユーロ(約18億円)
20/21リーグ戦成績:33試合42失点(無失点9試合)
1位には数々の一流GKを抑えてマヌエル・ノイアーが輝いた。36歳となった今でもクオリティを落とすことなくバイエルン・ミュンヘンとドイツ代表でゴールマウスを守り続けている。先日行われたUEFAネーションズリーグでも何度もファインセーブで決定機を阻止していた。
ノイアーは全ての能力が超一流のGKだ。GKにおいて最も重要な「セービング」はもちろん、前方のカバーリングエリアが広いため安心してハイラインを敷くことができる。その際の状況判断のスピードも早く、飛び出しの判断を誤ることはない。
「キック」や足下の「テクニック」もノイアーは超一流だ。今でこそエデルソンがいるためそこまで目立つ存在とはなっていないが、14年のワールドカップ制覇時はノイアーのようにフィールドプレイヤーの1人として振る舞うGKはいなかった。シャルケ時代の同僚で元日本代表DF内田篤人氏によると、ノイアーはフィールドプレイヤーと同じトレーニングをしても全く見劣りをしないそうだ。この2つの能力値はエデルソンに次ぐ全GKで2位の数値となっている。
36歳となった今でも能力の衰えは見えておらず、逆に多くの経験で培った「メンタル」の強さは驚異的である。いかなる状況でも冷静沈着にプレーできており、プレーの選択を誤ることはない。全能力値の平均が「86」以上となったのはノイアーだけであり、実力と経験を兼ね備えていることからも納得の1位と言えるのではないだろうか。
【了】