3位:ティボー・クルトワ(ベルギー代表/レアル・マドリード)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年5月11日
市場価格:6000万ユーロ(約72億円)
20/21リーグ戦成績:38試合28失点(無失点17試合)
3位には2021/22シーズンにラ・リーガ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)、スーペルコパ・デ・エスパーニャの3冠を達成したレアル・マドリードのティボー・クルトワがランクインした。特に活躍が目立ったのがCL決勝リバプール戦。枠内に9本のシュートを打たれながらも、その全てを止めて優勝の立役者となった。
クルトワは200cmの身長と長い手足を活かした超人的な「セービング」を武器としている。この体格がありながら「反射神経」は全GKで2位となる「92」の能力値を叩き出しており、2021/22シーズンのCL決勝で証明された通り彼から得点を奪うことは容易ではない。
「ポジショニング」も良いため特にエリア外からのミドルシュートに強く、2019/20シーズンはラ・リーガで1度も相手にエリア外からの得点を許さなかった。当然ながらこの体格の持ち主のため「ハイボール」にもめっぽう強く、「ハンドリング」も安定しているため相手FWの前にボールをこぼすことは稀だ。
一方で「キック」と「テクニック」には不安を残している。GK能力値ランキングのトップ10ではどちらもワースト2位の数値となっており、最終ラインから安定してボールを散らすことはあまり得意とはしていない。それでもこの弱点を補って余りある超人的な「セービング」があるため、マドリーのゴールマウスを長年に渡って任せられている。