清水エスパルス 最新ニュース
【写真:Getty Images】
名門ヴァスコ・ダ・ガマでも活躍
ブラジル1部のフォルタレーザに所属するヤーゴ・ピカチュウは、J1の清水エスパルスへ移籍する可能性が高まっているとブラジルメディアで報じられている。独特な名前に注目が集まるヤーゴ・ピカチュウとは何者だろうか。
【今シーズンのJリーグはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴】
ヤーゴ・ピカチュウは1992年6月5日生まれの30歳。『ポケットモンスター』でお馴染みのキャラクターにちなんだ「ピカチュウ」というのはニックネームであり、本名は「グライビソン・ヤーゴ・ソウザ・リスボア」というフルネームだ。
そのニックネームにはブラジル国内でも、また日本でも数年前から注目が集まっていた。かつてブラジルメディアのインタビューに本人が語ったところによれば、プロデビュー前にフットサルをしていた頃に、小柄で敏捷であることからコーチにそう呼ばれたという。
「もちろん初めはピカチュウと呼ばれるのは好きではなかったよ。怒りもした。でも、時間が経つにつれて慣れたんだ」と同選手は語っている。なお、ポルトガル語での発音は「ピカシュウ」に近いものとなる。
2012年にはブラジル下部リーグのパイサンドゥでトップチームに昇格してデビュー。主に右サイドバックとしてプレーしながらも高い得点力を発揮するなど好パフォーマンスで評価を高めていった。
2016年には全国選手権2部に降格していた名門ヴァスコ・ダ・ガマへと移籍。翌年の昇格に貢献し、1部の舞台でも主力として活躍を続けた。
PKキッカーを務めたこともあってポジションの割には得点力が高く、ヴァスコでは加入4年目の時点で通算34ゴールに到達。サイドバックの選手としてはクラブ歴代最多記録と報じられた。だが実際には、サイドバックではなく中盤右サイドやウイングとして起用されて記録したゴールも多い。
ヴァスコでは5年間を過ごし、退団時点で通算253試合の出場は21世紀のクラブ最多記録となった。続いて移籍したフォルタレーザでも主力としてプレーし、2021シーズンにはリーグ戦9得点5アシスト。今季もここまで13試合で4得点を記録している。
【了】