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板倉滉、ボルシアMGで待つ新たなライバル5人。ワールドカップ優勝メンバーに評価急上昇中の逸材も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:ニコ・エルベディ(スイス代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1996年9月30日
21/22リーグ戦成績:28試合1得点0アシスト

 母国スイスの名門FCチューリッヒの下部組織出身で、2014年にトップチームデビューを果たした。ボルシア・メンヒェングラードバッハにやって来たのはその1年後のこと。シーズン当初はBチームでのプレーが基本だったが、中盤戦よりトップチームの主力に定着。以降同クラブでのプレーを続けており、今やブンデスリーガ屈指のDFとして知られるようになった。ちなみに双子の兄であるヤン・エルベディもプロサッカー選手で、現在は2部のヤーン・レーゲンスブルクでプレーしている。

 スイス代表デビューは当時19歳だった2016年5月のことで、ロシアワールドカップメンバーにも選出されていた。レギュラーに定着したのはロシアW杯後のことであり、昨年夏のEURO2020(欧州選手権)では全試合でフル出場。現世界王者であるフランス代表を倒してのベスト8入りに大きく貢献していた。

 そんなスイスを代表するDF最大の武器はパス精度の高さである。1試合でのパス成功率90%超えはもはや当たり前といったレベル。昨季のブンデスリーガにおける平均パス成功率も92.11%と抜群に高く、1500分以上プレーした選手の中ではドルトムントのMFアクセル・ヴィツェルに次いで2位という好成績だった(データサイト『Sofa Score参照』)。一方の守備では、身長189cm・体重81kgという体格を活かしたパワーよりも、カバーリングなど、優れた危機察知能力を発揮して貢献できるタイプである。

 かつてバイエルン・ミュンヘンからの興味も噂されたDFと新加入の板倉滉は1歳差。よきライバルとして、お互いを刺激し合いながら成長してほしいところだ。

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