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なぜか…スペイン代表で輝けなかった5人の名手。クラブでは絶対的な存在も…選手層が厚すぎて試合に出られなかった選手たち

シリーズ:代表で輝けなかった5人の名手 text by 編集部 photo by Getty Images

代表史上最年長ゴールを決めた遅咲きのストライカー

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【写真:Getty Images】


FW:アリツ・アドゥリス(元アスレティック・ビルバオ)
生年月日:1981年2月11日
スペイン代表成績:13試合2ゴール
ラ・リーガ成績:443試合158ゴール53アシスト

 ラ・リーガで通算9回もシーズン2桁ゴールを記録したアリツ・アドゥリスもスペイン代表のキャリアに恵まれなかった。地元アスレティック・ビルバオでプロデビューを飾り、08年夏にダニ・グイサが退団したマジョルカへ移籍。エースとして活躍し、10年夏から所属したバレンシアでも多くのゴールを決めた。

 12年夏に古巣ビルバオに復帰すると、そこから年齢を重ねるごとに得点を量産。2015/16シーズンはラ・リーガで20ゴール、UEFAヨーロッパリーグ(EL)でも10ゴールを記録し、35歳にして公式戦36ゴールというキャリアハイの成績を収めた。2019/20シーズン限りで現役を引退。引退を発表してから最初の試合となったバルセロナ戦では途中出場から、わずか2分で勝ち越し点となる強烈なボレーシュートを叩き込み勝利の立役者となった。

 10年10月にフェルナンド・トーレスが負傷離脱したことに伴いスペイン代表デビューを飾った。しかし、ダビド・ビジャやトーレスらの壁は厚く長く代表から遠ざかったが16年3月に6年ぶりに代表に復帰。この試合でスペイン代表初ゴールを決め、代表ラストゴールとなった16年11月のマケドニア(現・北マケドニア)戦での得点は、スペイン代表最年長ゴール記録となっている。

【了】

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