MF:稲本潤一
【写真:Getty Images】
出場大会:日韓大会(2002年)、ドイツ大会(2006年)、南アフリカ大会(2010年)
日本中を熱狂の渦に巻き込んだ日韓ワールドカップで、稲本潤一の活躍なくして日本代表のベスト16入りはなかっただろう。アンダー世代も兼務するフィリップ・トルシエ監督に抜擢された稲本は、日韓大会で戸田和幸とともに中盤の底でプレーしている。
日韓大会初戦の相手はベルギー代表。1-1で迎えた67分に決めた左足の豪快なゴールワールドカップ初の勝ち点獲得につながった。さらに続くロシア代表戦では決勝点となるゴールを決め、日本代表初勝利の立役者となっている。
17歳6か月という若さでJリーグデビューを果たした稲本は、ワールドカップに3度出場し、アーセナルをはじめとする欧州クラブで9シーズンプレーした。こうした輝かしい活躍のきっかけの1つともいえるのが、日韓ワールドカップでの活躍だった。