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バルセロナ、今夏ブスケツの後釜獲得に動かず。マンUも興味も。来年持ち越しを決めた2つの理由とは

text by 編集部 photo by Getty Images

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Ruben Neves
【写真:Getty Images】



バルセロナ、ブスケツ後釜獲得から撤退した理由とは

 バルセロナは以前から中盤補強のために、ウォルバーハンプトンに所属するルベン・ネヴェスに興味を示していた。しかし、スペイン紙『スポルト』は30日、バルセロナは同選手の獲得を来年に持ち越す判断をしたと伝えた。どのような理由でこのような決断をしたのだろうか。



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 ポルトガルの名門、FCポルトの育成組織出身のルベン・ネヴェスは、2017年7月にウォルバーハンプトンに完全移籍する。守備時には豊富な運動量で広い範囲をカバーし、攻撃時には広い視野を活かして、中盤からチャンスを創出するなど、攻守ともに存在感を発揮する選手だ。今季は膝の負傷を理由に昨季よりも出場時間を減らしたが、リーグ戦ではチームで6番目に多い出場時間を記録した。

 そのネヴェスに対して、マンチェスター・ユナイテッドなどのビッグクラブが興味を示していた。バルセロナもその内の1つであり、セルヒオ・ブスケツの後釜としてネヴェスをターゲットとしていた。しかし、現地紙は今夏バルセロナが獲得争いから撤退することを報じた。

 バルセロナがこのような決断を取った1つ目の理由は金銭面によるもの。30日にラ・リーガ放映権の一部を売却し、資金を調達したとは言え、同クラブはFWとDFの補強を最優先としており、MF獲得に費やすことのできる資金は非常に限られている。そのような状況の中で高い移籍金をクラブに支払う余裕はない。

 そして、もう一つはブスケツのパフォーマンスによるものだ。今年34歳を迎えるブスケツは、フィジカル面での衰えが多少見受けられるものの、足元の技術は依然として世界でもトップクラスを誇る。シャビ・エルナンデス監督は来季も同選手が高いパフォーマンスを発揮できると考えており、まだ世代交代を考えるタイミングではないと判断したようだ。

 今夏は獲得競争から撤退することなったが、バルセロナはネヴェス獲得を諦めておらず、来年に獲得する計画を立てているという。

【了】

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