2位:カリム・ベンゼマ(フランス代表/レアル・マドリード)
【写真:Getty Images】
生年月日:1987年12月19日
市場価格:3000万ユーロ(約36億円)
20/21リーグ戦成績:34試合23得点9アシスト
カリム・ベンゼマは34歳となった今季、キャリア最高のシーズンを過ごしたと言っても過言ではない。クリスティアーノ・ロナウドと共闘していた時代は彼を引き立てる役回りをこなすことが多かったが、彼の退団後はマドリーのエースとして得点を量産。2021/22シーズンは自身初のラ・リーガとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で得点王に輝き、バロンドール候補の筆頭にも挙げられている。
ベンゼマは何でもできる選手だ。ゴール前での決定力はもちろん、中盤に降りてきてのポストプレーや周りの選手を輝かせるプレーも得意としている。それを可能にしているのが「テクニック」と「IQ」だ。どんなボールに対しても確実に足下に収め、周りの選手の状況を見ながらそのシーンで最適な選択を行う。
2021/22シーズンはよりゴール前での精度が上がり、公式戦46試合で44得点15アシストとラ・リーガでは他の選手の追随をゆるさないスタッツを記録した。前述した「テクニック」「IQ」に加え「攻撃力」も「90」以上の能力値を叩き出している。
ベンゼマは「スピード」で相手選手を抜き去るような選手ではないため、この能力値は「76」とやや低めだが、それ以外の攻撃的な能力値はいずれも「80」以上と総合力の高さがうかがえる結果となった。キリアン・エムバペのマドリー加入が実現しなかったこともあり、来季以降も引き続き常勝軍団を牽引するエースとしての活躍が期待されている。