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【写真:Getty Images】
FIFAは未払い給与支払いを命じたが…
セルビア1部のパルチザン・ベオグラードは、日本代表FW浅野拓磨に対する未払い給与の支払いを拒否し、法廷で争い続ける姿勢を示した。セルビア『ノヴォスティ』など複数メディアが伝えている。
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パルチザンでゴールを量産する活躍を見せていた浅野だが、2020/21シーズン終盤に契約を解除して退団することを表明。クラブから度重なる給与未払いなどがあったことを理由に挙げた。一方でクラブ側は一方的で不当な契約解除であると主張していた。
27日には両者の紛争に対し、国際サッカー連盟(FIFA)が裁定を下したことが報じられた。浅野側の“勝訴”とし、9ヶ月分の給与にあたる約45万ユーロ(約6400万円)をパルチザンが浅野に支払うことを命じるという決定だ。
だがパルチザンはこれを受け、現時点で支払いに応じることはないとする声明を出した。FIFAによる裁定は「第一審」に過ぎないとして、今年1月にパルチザンが訴えを提出したスポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定に委ねることを表明している。
CASの裁定が下されるまでは「クラブに支払いの義務はない」とパルチザンは主張。さらには「CASの裁定さえもスイス連邦裁判所により覆される場合がある」として、最後まで争い続ける強硬姿勢を示している。
【了】