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Jリーグ 2年前

Jリーグ前半戦ブレイク選手5人(DF編)。横浜F・マリノスDF、期待の大卒ルーキー、29歳の苦労人も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

田代雅也(たしろ・まさや)

田代雅也
【写真:Getty Images】



所属クラブ:サガン鳥栖
背番号:30
生年月日:1993年5月1日(29歳)
2022リーグ戦成績:14試合出場/3得点0アシスト

 どん底から這い上がってサガン鳥栖にたどり着いた。プロ2年目の2017年3月末に飲酒運転で自損事故を起こし、FC岐阜を契約解除に。その後、半年以上は所属クラブがなく、社会人サッカーの助っ人を掛け持ちしながらアルバイトで生計を立てていた。

 そして2018年から栃木SCに加入し、3シーズンにわたってプレー。2020年にJ2リーグ戦で41試合に出場して評価を確立し、鳥栖移籍につなげた。しかし、J1初挑戦となった2021年はリーグ戦15試合のみの出場で、うち先発起用は3試合のみ。トップリーグの壁にぶち当たった。

 29歳を迎えた今季、立場は大きく変わった。鳥栖のディフェンスラインに欠かせない存在となり、圧倒的な空中戦と対人の強さを発揮してゴール前に立ちはだかる壁となる。相手ゴール前でも打点の高いヘディングで脅威に。J1第15節の鹿島アントラーズ戦では後半アディショナルタイムの劇的ゴール含む2得点を挙げ、土壇場で鳥栖をドローに導いた。

【了】

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