23位:ルベン・ディアス(ポルトガル代表/マンチェスター・シティ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年5月14日
市場価格:7500万ユーロ(約90億円)
20/21リーグ戦成績:32試合1得点0アシスト
ヴァンサン・コンパニ退団以降、マンチェスター・シティには最終ラインでキャプテンシーを発揮する「ディフェンスリーダー」が不在だったが、それはルベン・ディアスの加入によって解決された。20年夏の加入直後から即座にレギュラーへと定着し、2年目の2021/22シーズンにはキャプテンマークを巻いて試合に出場する機会もあった。
ディアスは守備者に必要な能力をハイレベルで兼ね備えている選手だ。「フィジカル」や「空中戦」の強さはプレミアリーグトップクラスであり、カバーリングの意識や味方選手へのコーチングも怠らない。こうしたことから「守備力」は「91」と彼の能力値で最も高い数値となっている。
こうした「守備力」の高さもシティに即フィットした要因の一つではあるが、彼の頭の良さがそれを大いに助けた。シティのCBには戦術理解力が求められている。その中でディアスはデビュー戦から何年もシティでプレーしているかのような立ち振る舞いを披露。戦術理解力が高く、判断を誤らないことから「IQ」はCBで最高の「92」を叩き出した。
時折、エリア外から強烈なミドルシュートを叩き込むなどCBの中では「攻撃力」が高い選手だ。一方でスピードは「65」とやや低めの能力値となっている。だが、「IQ」の高さを活かした予測やポジショニングの良さで「スピード」不足を補うことができており、明確な弱点にはなっていない。