サッカー最新ニュース
リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
25位:ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン代表/インテル)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年8月22日
市場価格:7500万ユーロ(約90億円)
20/21リーグ戦成績:38試合17得点10アシスト
【今シーズンの欧州サッカーはDAZNで!
いつでもどこでも簡単視聴】
“FW王国”アルゼンチンのNEWスターだ。インテルに加入初年度の2018/19シーズンはセリエAで6ゴールに留まったが、その後は14ゴール、17ゴール、21ゴールと年を追うごとに得点数が増加。アルゼンチン代表でも直近の1年間で8ゴールを決めるなど、スタッツからもハッキリと成長ぶりが見て取れる。
今でこそ世界を代表するストライカーとして認識されているマルティネスだが、17歳頃までは「スピード」を活かすためにサイドバックやウイングなどサイドを主戦場とする選手だった。この「スピード」は当然ながら現在も高い水準で兼ね備えており、能力値は「85」の数値となっている。
マルティネスは南米出身の選手らしい優れた「テクニック」に加え、幼少期にサッカーと同時並行でプレーしていたバスケの経験で培われたオフザボールの動きにも長けている。彼自身もゴール前でのポジション取りの上手さや相手DFをターンではがす動きなどはバスケ時代に身に付いたものだと語っている。
174cmと大柄ではないが、バスケ経験者ならではの跳躍力が備わっているため、「空中戦」は「87」と同じような体格の選手の中では飛びぬけて高い能力値を叩き出した。これまでに紹介したオフザボールでの能力の高さに加え、冒頭で紹介した得点力を兼ね備えたマルティネスの「攻撃力」は「88」を記録。今季セリエAでプレーした選手では最高位となったことも納得できる結果となった。