19位：レオン・ゴレツカ（ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン）
【写真：Getty Images】
生年月日：1995年2月6日
市場価格：7000万ユーロ（約84億円）
21/22リーグ戦成績：19試合3得点3アシスト
VfLボーフムの下部組織で育ったレオン・ゴレツカは、トップデビューを果たした翌にシャルケへと移籍する。シャルケで5シーズンをプレーした後、2018年7月に名門バイエルン・ミュンヘンに引き抜かれることとなる。負傷に悩まされることの多い選手だが、バイエルンではチームの主力としてこれまで公式戦139試合に出場し、数多くのタイトル獲得に貢献してきた。
そのゴレツカの最大の武器は身長189cmと強靭な「フィジカル」を活かした「空中戦」の強さだ。相手のロングフィード対策では高い信頼を置くことができ、攻撃時にもその「空中戦」の強さは発揮され、セットプレーでは存在感を見せる。「空中戦」は「85」と最も高い数値を叩き出し、「フィジカル」は「84」と同様に高水準の数字だ。
守備的なポジションでプレーすることが多いのにも関わらず、攻撃的センスもあわせ持っている。一般的に大柄な選手は足元の技術が疎かになりがちだが、ゴレツカは優れた足元の「テクニック」と、高い「パス」精度を活かし、味方のゴールを演出する能力にも長けている。ドイツ代表でこれまで出場した44試合で11アシストを記録した。
CMFとして「守備力」が「72」と最も低い数値であることは若干不安だが、目立つウィークポイントはほとんどなく、何でもこなせるバランスの取れた選手だ。今後「守備力」に更に磨きをかけることができれば、来季は順位を上げることは間違いないだろう。
