オサスナ
【写真:Getty Images】
21/22シーズン順位:10位
監督:ハゴバ・アラサテ
基本フォーメーション:4-1-4-1
ラ・リーガの古豪、オサスナもお勧めしたいクラブの1つだ。同クラブは16/17シーズンに2部リーグ降格したが、2018年にハゴバ・アラサテ監督を招聘すると、同シーズンに2部リーグを優勝。3季ぶりにラ・リーガ昇格を果たし、以降は10位前後を維持している。
オサスナがラ・リーガで中位を維持できているのは、アラサテ監督が植え付けた組織力によるところが大きいだろう。全員攻撃全員守備を基盤とする同クラブの戦術は、堅守速攻。基本フォーメーションを4-1-4-1とし、IHの選手がドリブルで持ち上がると同時に、両サイドの選手が一気に最前線へ上がっていく。素早いカウンターを狙うがペナルティエリア脇などでは、人数をかけたパスワークで崩すため、久保建英はサイドでもIHでも生きるはずだ。
懸念点があるとすれば、守備時の強度だろう。ボールロストした際は瞬時にハイプレスを仕掛け、カウンターを受ける際は、1トップの選手を除いた全員が自陣まで戻って守備を行う。この攻守の切り替えと球際の強さをみせることが出来れば、定位置確保はそう難しい話ではない。