セルタ
【写真:Getty Images】
21/22シーズン順位:11位
監督:エドゥアルド・コウデ
基本フォーメーション:4-4-2
2つ目のクラブはセルタだ。スペイン北西部のガリシア州ビーゴを本拠地とする同クラブは、エースのイアゴ・アスパスを中心としたサッカーを展開。21/22シーズンを11位で終えたが、第13節バルセロナ戦では3-3の打ち合いを繰り広げるなど、上位クラブとの対戦でも強さを見せつけた。
エドゥアルド・コウデ監督率いるセルタは、各所に顔を出すアスパスを中心としたポゼッションやショートカウンターを持ち味とする。エースが攻撃のタスクを振るい、最後に点を取る。まさに戦術”イアゴ・アスパス” だ。
基本フォーメーションは、ダイアモンド型の中盤を形成する4-4-2だが、攻撃時にIHがサイドに開くため、ここにはサイドを主戦場とする選手が置かれる。そのため、サイドやトップ下、さらにIHをこなせる久保建英は、戦術にハマりやすいだろう。IHであれば2021年にスペイン代表に初選出されたブライス・メンデス、トップ下であれば元バルセロナのデニス・スアレスと争うことになるが、久保が定位置を確保できる可能性は低くはないだろう。