9位:ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表/マンチェスター・ユナイテッド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1994年9月8日
市場価格:8500万ユーロ(約102億円)
20/21リーグ戦成績:37試合18得点11アシスト
ブルーノ・フェルナンデスはポルトガル人では稀有なキャリアを歩んでいる。17歳でセリエBのノヴァーラに移籍し、ウディネーゼ、サンプドリアとイタリアのクラブを渡り歩いた。22歳で母国ポルトガルに復帰。スポルティングCPで圧巻の活躍を披露し、20年1月から現在に至るまでマンチェスター・ユナイテッドでプレーしている。
多彩なキックがブルーノ・フェルナンデス最大の特徴であり、それを活かした「パス」とミドルシュートの精度は抜群だ。「パス」と「攻撃力」はいずれも「90」と高い数値となっており、「91」を叩き出した「IQ」も相まって正確なキックから何度もチャンスを演出する。2021/22シーズンはキーパス数(シュートに繋がったパスの数)がプレミアリーグで最多のスタッツを記録した。
こうしたことからもボールを持った時に持ち味を発揮する選手であることがわかるだろう。「テクニック」も「85」、「ドリブル」も「82」とこちらの能力値も申し分ない。「ピッチ上の指揮官」に喩えられるコーチングとキャプテンシーにも定評があり、「メンタル」も「88」と高い数値を叩き出している。
一方で179cm、69kgということからもわかるように体の線が細く、「フィジカル」と「空中戦」には若干の不安を残す。それでも前述した高い「テクニック」を駆使し、相手にフィジカルコンタクトすらさせないため、それらが悪目立ちすることは稀である。