守備的MF
【写真:2022 Asian Football Confederation (AFC)】
藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)
生年月日:2002年2月16日(22歳)
2022リーグ戦成績:13試合0得点1アシスト
中井卓大(レアル・マドリード)
生年月日:2003年10月24日(20歳)
2022リーグ戦成績:―
松木玖生(FC東京)
生年月日:2003年4月30日(21歳)
2022リーグ戦成績:15試合1得点0アシスト
松岡大起(清水エスパルス)
生年月日:2001年6月1日(23歳)
2022リーグ戦成績:9試合0得点0アシスト
中盤は藤田譲瑠チマが中心となるだろう。この世代では収まりきらない実力をAFC U-23アジアカップでは発揮している。パリ五輪までの2年間の間に、フル代表に定着していてもおかしくないタレントだ。
2018年にU-15日本代表に選出されて以来は招集されていないが、中井卓大もこの世代を代表するMFとなる。レアル・マドリードで22/23シーズンはラウール・ゴンザレス監督率いるカスティージャ(Bチーム)でプレーすることになると見られ、トップチームへあと1歩のところまできた。20歳で迎えるパリ五輪の前にフル代表デビューする可能性もあるだろう。
松岡大起はこの世代の中心メンバーの1人だったが、今季は怪我の影響もあり清水エスパルスでの出場時間は伸びず。AFC U-23アジアカップでも当初は不安定なプレーもあったが、試合をこなすごとに良さを取り戻した印象だ。ボール奪取能力の高さと推進力が魅力の田中聡、京都サンガで欠かせない存在となった川﨑颯太など候補者は多いが、2年間での伸びしろを考えると、19歳の松木玖生も外せない。AFC U-23アジアカップで先発したのは2試合のみだが、いずれの試合でも得点に絡む活躍を見せ、才能の片りんを見せつけている。
3人がセントラルMFタイプであることを考えると、アンカーも務められる上記3人が残り1枠を争う構図か。現時点では松岡が一歩リードと言えそうだが、今季J1初挑戦となった川﨑のさらなる飛躍にも期待したい。