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ミラン、最高の補強は? 21世紀ベスト移籍1〜5位。黄金時代を彩ったスターたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

1位:カカ

カカ
【写真:Getty Images】


生年月日:1982年4月22日
移籍金:850万ユーロ(約12億円[03年夏]), フリー[13年夏]
在籍期間:03年夏~09年夏, 13年夏〜14年夏
リーグ戦成績:223試合77得点63アシスト

 カカはミランの歴史でも最高クラスの補強だった。2003年にフラメンゴから850万ユーロ(約12億円)で獲得したブラジル人MFは、2009年に6700万ユーロ(約94億円)の移籍金を残して去っている。

 この価格上昇は、もちろんミランでの活躍があったからだ。加入後すぐにレギュラーポジションをつかんだカカ。当時はほぼ無名の若手だったが、すぐにプレーで自身の価値を示し、ファンに愛される存在となった。特に縦への推進力はずば抜けており、一人で相手の守備を切り裂くシーンもよくみられた。

 2005年のチャンピオンズリーグ決勝ではリバプールに敗れて悔し涙を流したが、2年後に同じ舞台でリバプールにリベンジ。ビッグイヤーを手にした。カカはこの年のバロンドールを受賞しており、名実ともに世界最高の選手となっている。

 この活躍により、移籍の噂が絶えることがなかったカカは、2009年夏に6700万ユーロ(約94億円)の移籍金でレアル・マドリードに旅立った。

【了】

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