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ミラン、最高の補強は? 21世紀ベスト移籍1〜5位。黄金時代を彩ったスターたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位:ズラタン・イブラヒモビッチ

ズラタン・イブラヒモビッチ
【写真:Getty Images】


生年月日:1981年10月3日
移籍金:3000万ユーロ(約42億円[10年夏]), フリー[20年冬〜]
在籍期間:10年夏~12年夏, 20年冬〜
リーグ戦成績:121試合75得点30アシスト

 ズラタン・イブラヒモビッチは行く先々でトロフィーを掲げてきた優勝請負人だが、ミランでの功績はその中でも特別だ。

 ユベントス、インテルで結果を残したあとバルセロナへ移籍したイブラヒモビッチは、2010年にバルセロナからのレンタルで加入。1年後に完全移籍オプションを行使した。ミラン1年目は14ゴールという成績だが、2年目は32試合出場で28ゴールの大暴れ。得点王になり、ミランを7シーズンぶりのセリエA優勝に導いた。

 その後、クラブの財政難の影響もあってパリ・サンジェルマンへ移籍したイブラヒモビッチは、2020年冬にミラン復帰を果たした。若き日の躍動感はやや失われたものの、質の高さは変わらず、コンスタントにゴールを決めた。

 特に称賛されているのが、イブラヒモビッチのリーダーシップ。若手主体のミランはイブラヒモビッチ加入まで精神面で脆いところがあったものの、イブラヒモビッチ加入によって劇的に変わったことはステファノ・ピオリ監督が度々語っていることだ。再びミランを頂点に導く選手が、11年前のスクデットの立役者になるとは、誰も予想していなかっただろう。

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