2位:モハメド・サラー(エジプト代表/リバプール)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年6月15日
市場価格:9000万ユーロ(約108億円)
20/21リーグ戦成績:37試合22得点5アシスト
2位にはリバプールで得点を量産するモハメド・サラーがランクインしている。20歳で母国エジプトから欧州に渡り、チェルシーやローマなどを経て17年夏にリバプールに加入。エースとして、それまで長らくタイトルから遠ざかっていたチームにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグ優勝などのタイトルをもたらした。
サラーの特徴を聞いて真っ先に思い浮かぶのは「スピード」だろう。だが、サラーは「スピード」一辺倒の選手ではない。狭いエリアでも「テクニック」を駆使した「ドリブル」で緩急を上手く使いながら相手DFの脇をスルスルと抜けていく。「スピード」、「テクニック」、「ドリブル」はいずれも「91」以上を叩き出している。
この緩急を上手く使った「ドリブル」の精度の向上がリバプール加入後の得点量産の一因となっている。シュートコースを作るのが上手く、僅かな相手チームの隙をついてゴールネットを揺らす。その際に芯に当たった強烈なミドルシュートもあれば、相手GKの手が届かない位置への内巻きのシュート、フェイントでファーに打つと思わせてのニアへのシュートなどフィニッシュのバリエーションも豊富だ。
2021/22シーズンはプレミアリーグで得点王に加え、アシスト王も獲得するなど味方の得点をお膳立てする場面が目立った。こうした背景もあり、「パス」の能力値も向上中だ。「攻撃力」はレバンドフスキに次ぐ「95」を叩き出しており、自ら「右WGで僕が世界最高」と語るのも納得ができる。