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リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
5位:ヨシュア・キミッヒ(ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年2月8日
市場価格:8000万ユーロ(約96億円)
20/21リーグ戦成績:27試合4得点10アシスト
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5位には守備的MF部門で1位に輝いたヨシュア・キミッヒがランクインしている。18歳でシュツットガルトの下部組織から当時3部に所属していたライプツィヒへと移籍すると、その2年後には名門バイエルン・ミュンヘンへと引き抜かれた。キミッヒの獲得を強く希望していた当時の指揮官、ジョゼップ・グアルディオラの下でさらに完成度の高い選手へと進化を遂げ、現在はバイエルンとドイツ代表の両チームで欠かせない中心選手として活躍している。
キミッヒの能力値で最も高い「92」の数値となっているのが「IQ」だ。最も多くの出場機会を得ている守備的MF以外にも右サイドバックやセンターバックも本職のようにこなせてしまうユーティリティ性がキミッヒの最大の特徴であり、高い戦術理解力が備わっているからこそ、複数のポジションで活躍できている。
また、ブンデスリーガでシーズン二桁アシストを4度達成していることからも「パス」の精度の高さが伺えるだろう。中盤でリズムを作る「パス」から局面を打開するサイドチェンジ、ターゲットにピンポイントで合わせるクロスなどキックの種類も多彩だ。
176cm、73kgと決して大柄な選手ではないが、「フィジカル」も「79」と非凡なものがあり、読みの鋭さを活かした「守備力」にも定評がある。最も低い能力値でも「スピード」の「70」と大きな穴がなく、総合力の高さがトップ5入りに繋がったと言えるだろう。