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日本代表 2年前

サッカー日本代表、全選手パフォーマンス査定まとめ。6月4連戦を戦い抜いたメンバーの評価は?

WG

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【写真:Getty Images】

堂安律(背番号21)

パラグアイ代表戦:71分 OUT
評価:A

 鎌田大地と同じく、復帰戦で堂々たるパフォーマンスを示した。積極的な仕掛けから相手ディフェンスラインを押し下げるだけでなく、ヒールパスなどアイデア溢れるプレーも何度か披露。42分には高質なクロスから鎌田のゴールをお膳立てし、後半には繊細なスルーパスでPK奪取のキッカケを生んだ。そのPKを失敗したのは残念だったが、相手に与えた怖さは十分だった。

ブラジル代表戦:72分 IN
評価:C

 伊東純也に代わり72分から登場。同選手とは違う形で攻撃を活性化することが求められたが、出場時間が限られている上にブラジル代表に押し込まれていたので、アピールの機会はかなり限定されてしまった。C評価は仕方がないだろう。

ガーナ代表戦:69分 OUT
評価:B

 ボールを持てば積極的に仕掛け、シュートを放つなど、得点の可能性を何度も感じさせた。東京五輪でも共闘した久保建英、上田綺世とはもちろん、一列後ろの山根視来とも呼吸は合っており、29分にはその山根のゴールをアシストしている。また、切り替えを素早く行うなど、守備の献身性も光っていた。足りなかったのはゴールだけと言ったところだろうか。

チュニジア代表戦:71分 IN
評価:C

 出場時間の問題もあるが、攻撃を大いに活性化したとは言い難い。81分、古橋亨梧にパスを送りシュートへと繋げさせたのが、この試合の最大のハイライトだった。もう少し長くプレーしていれば、もっと持ち味は出たかもしれない。

三笘薫(背番号15)

パラグアイ代表戦:82分 OUT
評価:A

 1対1を迎えた際のワクワク感と勝負強さはやはりピカイチ。前半から変幻自在のドリブル突破を武器に何度もチャンスに絡んでおり、パラグアイ代表の右サイドを崩壊させていた。1点返された直後の60分には貴重なゴールもゲット。決めなければならない緊張感漂う場面で冷静に左足でボールを浮かせたのは見事だった。評価は文句なしのAと言っていいだろう。

ブラジル代表戦:72分 IN
評価:B

 状況を一気に変え得る切り札として72分からピッチに立った。その後しばらくはなかなかボールが来なかったが、終盤には得意の左サイドからの突破を試みるシーンを作り出すなど、ブラジル代表相手にも遠慮することはなかった。しかし、対峙したエデル・ミリトンの方がやはり上手だったのは事実で、大きな違いを生み出すまでには至らなかった。

ガーナ代表戦:80分 OUT
評価:A

 ガーナ代表戦のMVPは間違いなくこの男だ。キレの良いドリブルを武器に相手の右サイドをうまく攻略し、前半アディショナルタイムにはゴールを奪取。そして73分にはマッチアップしたクリストファー・アントウィアジェイを完全に振り切り、久保建英の代表初ゴールをアシストしている。これで代表通算成績は6試合4得点2アシスト。まさに日本が誇る武器だ。

チュニジア代表戦:60分 IN
評価:B

 やはり恐ろしいピースだ。60分から左ウィングとして出場すると、果敢にドリブルを仕掛けてボックス内へ侵入。それまで停滞していた左サイドを活性化させ、相手を恐怖へと陥れた。結果ゴールやアシストはなかったが、インパクトは十分だったと言っていいだろう。

久保建英(背番号11)

パラグアイ代表戦:71分 IN
評価:C

 堂安律に代わって71分からピッチに立った。限られた出場時間の中で結果を残そうとする姿勢はハッキリと表れていたが、個で勝負を仕掛けては相手に囲まれ、ボールを奪われてしまうことが決して少なくなかった。この試合に関してはアピール不足に終わった印象はやはり否めず、評価は最低のCとなっている。

ブラジル代表戦:出場なし

ガーナ代表戦:フル出場
評価:B

 インサイドハーフとして先発出場。良いポジショニングを取れており、東京五輪でも共闘した堂安律や三笘薫と巧みな連係をみせていた。そして73分には待望の代表初ゴールをゲット。しっかりと結果を残した。しかし、やはり気になったのは1対1での弱さ。身体を寄せられてボールを失ってしまうことが多く、今後に向けての不安も残した。

チュニジア代表戦:71分 IN
評価:B

 南野拓実に代わり、71分からトップ下としてピッチに立った。投入直後から積極的にボールに触れ、鋭い仕掛けからファウルを誘発するなど、違いを生み出そうとする意欲を示していた。79分にはフリーキックのキッカーを担当。左へ外したが、惜しかった。

南野拓実(背番号10)

パラグアイ代表戦:出場なし

ブラジル代表戦:73分 OUT
評価:C

 序盤は外から中へと切り込むドリブルでダニエウ・アウベスを困らせていた。しかし、その後は消える時間が多く、ボールを持ってもすぐ潰される場面が散見。敵陣深くにおける1対1の仕掛けも弱々しかった。73分に交代となったが、結局チームメイトであるGKアリソンにシュートを見舞うことは一度もできず。左ウィンガーとしての能力に、改めて疑問が残る結果に。

ガーナ代表戦:80分 IN
評価:出場時間短くなし

 限られた時間の中で決定的な仕事は果たせず。相手との小競り合いではフラストレーションを感じていた。

チュニジア代表戦:71分 OUT
評価:C

 左ウィングで先発出場し、何度か良い動き出しを見せていた。しかし、全体的に満足いく内容だったかと言えばそうではない。やはりサイドでの1対1という部分が弱く、相手の右サイドを困らせるには至らなかった。浦への抜け出しからゴールネットを揺らしたシーンがあったが、無念のオフサイド。後半は得意の中央でプレーする機会が与えられたが、何も出来ぬままベンチへ下がることに。今シリーズを通して存在感は薄すぎた。

伊東純也(背番号14)

パラグアイ代表戦:出場なし

ブラジル代表戦:72分 OUT
評価:C

 シンプルなクロスでなんとか得点を演出しようとした。また、懸命に戻って長友佑都をサポートするなど、守備でもよく戦っていた。しかし、マッチアップしたギリェルメ・アラーナの対応がうまく、いつものようなスピードを活かした縦への突破は完全に封じられることに。世界レベルを痛感させられる結果になったと言えるだろう。

ガーナ代表戦:69分 IN
評価:B

 ピッチに立ってからしばらくはなかなかボールに触れられなかったものの、82分に一仕事。山根視来の落としたボールをうまく収めると、持ち味のスピードを活かして相手の間を突破し、最後は前田大然の得点をお膳立て。森保一監督の起用に応えることになった。

チュニジア代表戦:71分 OUT
評価:B

 チュニジア代表戦で最も可能性を感じさせた存在だ。縦への突破で相手の左サイドを困らせるだけでなく、高精度のクロスを何本も供給。前半に日本代表が作ったビッグチャンスは、ほぼこの男からだったと言っても過言ではない。とくに35分の鎌田大地へのピンポイントクロスは見事の一言。アシストが付かなかったのは非常に残念である。

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