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吉田麻也はカタールW杯で戦えるのか? サッカー日本代表の大黒柱がブラジル代表、チュニジア代表戦で見せた穴

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

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【写真:田中伸弥】



強豪国相手に見せた吉田麻也の穴とは?

 サッカー日本代表は14日、キリンカップサッカー2022決勝戦でチュニジア代表と対戦。今月行われた強化試合4連戦の最終試合を勝利で終えたかったが、0-3の完敗を喫してしまった。



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 吉田がフル出場したのは4試合中2試合。ブラジル代表戦とチュニジア代表戦の2試合だったが、両試合で失点に絡み、敗戦の要因となっていた。強豪国との対戦が続くワールドカップ本大会で吉田が通用するのか、疑問が残る結果となってしまった。

 昨日行われたチュニジア代表戦では、全失点に関与している。不用意なスライディングでPKを献上。71分には味方とのコミュニケーションミスから、気を緩めた一瞬の隙を突かれてボールを奪われて失点。さらに試合終了間際には、ボールを奪い切れず、そこからカウンターを受けてミドルシュートを決められた。

 連戦で疲労があったかもしれないが、プレーはどれも中途半端だった。カウンターを受けた際はただずるずると引くだけ。拙いラインコントロールも相まってスピードで劣る吉田は何度も自信の背後を狙われた。ボールにアタックする瞬間的な速さに乏しく、吉田の守備は相手にとって全く脅威ではなかった。

 ブラジル代表戦でもネイマールら相手FW陣に対して距離を詰めてボールを奪うことができなかった。ドリブル突破を警戒してか、距離を取ってマークしていたが、全くもって効果なし。逆に相手に余裕を与えてしまい、再三チャンスを作られていた。

 失点した場面では、目の前でリチャルリソンがフリーになっていたにも関わらず、見ているだけ。吉田がプレスに行かなかったことで、ネイマールにパスを繋がれてピンチを招き、PKを献上してしまっている。

 W杯本番でもこういった一瞬の隙が命取りになる。ブラジル代表戦で板倉がネイマールに激しく寄せたように、吉田も強度の高いプレーができなければ、日本代表がW杯本大会でいい結果を残すことは難しいだろう。

【了】

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