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【写真:Getty Images】
20年前と同じ「6月14日」にチュニジア代表と対戦
2002年6月14日。日本サッカーの歴史が塗り変わった日だ。
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日韓ワールドカップのグループステージ第3戦でチュニジア代表と対戦したサッカー日本代表は、FW森島寛晃とMF中田英寿のゴールで2-0の勝利を飾った。そして、大阪の地で日本サッカー史上初のワールドカップ決勝トーナメント進出を決めたのである。
あれからちょうど20年を迎える2022年6月14日、スタジアムこそ違うが、同じ大阪で日本代表とチュニジア代表が激突する。キリンカップサッカー2022のタイトルをかけた決勝戦は、パナソニックスタジアム吹田で行われる。
試合を翌日に控えた13日、オンラインでの公式記者会見に臨んだ日本代表の森保一監督は「まずは20年前の日韓ワールドカップと同じような結果、明日のチュニジア戦で勝利をつかみ取りたいと思っているのが一番です。20年の時を経て、日本のサッカーが成長しているところを、見ていただいている方々に感じてもらえるような試合ができれば」と勝利への意気込みを語る。
一方、チュニジア代表を率いるジャレル・カドリ監督も「偶然とはいえ、20年経ってこのような対戦がまたあるのは有意義だと思う」と再戦を喜び、「20年前は日本が強くてチュニジアに勝ったが、今回は逆の結果になることを願っている」と雪辱を誓った。
とはいえチュニジア代表は「12日間で4試合を戦わねばならず、選手たちは非常に疲れている」と弱気な一面も。アフリカ・カップ・オブ・ネーションズの予選が行われたボツワナから超長距離の移動を経て10日にチリ代表と対戦し、14日の日本代表戦が今回のシリーズ最後の試合になる。
カドリ監督は「世界のサッカーが進歩する中、この20年で日本も成長してきた。特に設備投資が進み、アジアNo.1の戦力を有している。戦術的で、選手それぞれのプレーが非常に速い」と日本代表の実力を認めている。
ともにカタールワールドカップに出場する国による決勝戦は、どちらに軍配があがるだろうか。日韓ワールドカップ当時のベスト16を超えてベスト8進出を目指す日本代表としては、チュニジア代表に20年越しのリベンジを許すわけにはいかない。
(取材・文:舩木渉)
【了】