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UEFAネーションズリーグ(UNL)のリーグAグループ2第4節、スペイン代表対チェコ代表が現地時間12日に行われ、2−0でスペイン代表が勝利を収めた。チェコ代表のハイプレスにより苦しむも、スペイン代表は見事攻略。前節のスイス代表に続く、勝ち点3を獲得した。(文:瀬良垣エンソ)
ハイプレスに苦しむスペイン代表
【写真:Getty Images】
試合序盤からボールポゼッションで優位に立っていたスペイン代表だったが、チェコ代表の高い位置からのプレッシャーからボールロストし、ピンチを招くシーンが何度かあった。18分には左SBマルコス・アロンソからピッチ中央にいたアルバロ・モラタへのパスが相手MFにカットされると、そこからショートカウンターを受け、エリア外からシュートを打たれる。GKウナイ・シモンの素晴らしいセーブでなんとか失点は避けることができた。
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スペイン代表は開始20分時点でボール支配率70%を記録しながらも、チャンスを生み出すことができていなかったが、24分に決定機を作る。センターサークル付近の相手陣内でフリーだったコケが最終ラインの背後のスペースに浮き球でフィード。ボールをキープしたマルコ・アセンシオはエリア内右サイドから折り返し、中央に走り込んでいたカルロス・ソレールが流し込み、チームに先制点をもたらした。
75分には途中出場したガビが、見事なドリブルから相手選手を難なく剥がすと、ボールはダニ・オルモを経由してフェラン・トーレスへと渡る。フェランは再び低いパスを中央に入れ、2戦連続となる決勝弾をパブロ・サラビアが落ち着いて押し込んだ。
その後は相手DFのミスから決定機を生み出すも決めきることが出来ず、試合はそのまま2-0で終了。スペイン代表は前節のスイス代表に続く勝利で勝ち点を8に伸ばし、グループ首位に躍り出た。
前半にはチェコ代表の徹底されたハイプレスとショートカウンターにより苦しんだスペイン代表。では、一体なぜスペイン代表はチェコ代表のこの戦術を攻略できたのだろうか。