4位:藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)
【写真:2022 Asian Football Confederation (AFC)】
生年月日:2002年2月16日(20歳)
市場価値:60万ユーロ(約8400万円)
2022リーグ戦成績:13試合出場0得点1アシスト
本格的にプロの世界に足を踏み入れてから3年で、すでに2度の移籍を経験している。東京ヴェルディから徳島ヴォルティス、横浜F・マリノスへと毎年着実にステップアップを果たしてきた。今季中にJリーグ通算100試合出場達成はほぼ確実だ。
単独でボールを刈り取る能力の高さには特筆すべきものがあり、徳島やマリノスでは最先端の戦術スキルを身につけてゲームメーカーとしての力も伸ばしている。的確に流れを読み、ショートパス主体の配球で試合を作っていく。途中出場で試合のテンポを変えて流れを引き寄せられる強みも持っている。
また、年上の選手にも物怖じすることなく振る舞えるハートの強さも魅力だ。ピッチには常に藤田の甲高い声が響き、積極的なコーチングで味方選手を動かしながら、タイミングを図った鼓舞でチームを勇気づける。U-21サッカー日本代表のキャプテンを任されていることからも分かる通り、ピッチ内外でのリーダーシップを備える藤田には20歳と思えないほどの影響力がある。