DMF:柴崎岳( CDレガネス/スペイン)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年5月28日
日本代表通算成績:57試合3得点
鋭い戦術眼と広い視野を活かし、長短を織り交ぜた正確無比なパスで試合をコントロールする柴崎岳は、今季リーグ戦34試合に出場。第8節のルーゴ戦では強烈なミドルシュートを突き刺すなど、21/22シーズンを通して3得点1アシストの活躍をみせた。
今回の招集メンバーの中でアンカーを務められるのは、遠藤航、板倉滉、守田英正、そして柴崎の4人だろう。しかし、守田は負傷によりすでにチームを離脱。遠藤と板倉はパラグアイ代表戦で45分間、ブラジル代表戦でフル出場しており、疲労が心配される。それらを考慮すると、おそらくガーナ代表戦で同ポジションを任されるのは柴崎になるだろう。
CMF:原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年5月9日
日本代表通算成績:72試合11得点
約7年に渡り日本代表で活躍している原口元気は、2021年7月に2.ブンデスリーガ(2部リーグ)のハノーファーからウニオン・ベルリンへ移籍。ブンデスリーガに復帰すると、リーグ戦30試合2得点6アシストの活躍を見せ、クラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献した。
アジア最終予選では先発出場が10試合中2試合に留まっており、そこまで存在感はなかった。しかし、2日に行われたパラグアイ代表戦では躍動。インサイドハーフで先発出場すると、2アシストをマーク。61分でピッチを退いたが、4-1の大勝に多く貢献した。ブラジル代表戦でもスタメンに名を連ねていたが、前半のみで途中交代。余力を残している同選手は、10日に行われるガーナ代表戦でも先発出場すると予想する。
CMF:鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日
日本代表通算成績:18試合5得点
森保ジャパン発足後、鎌田大地はコンスタントに招集されていた。しかし、チームのベースフォーメーションが4-3-3に移行すると居場所を失い、ワールドカップ・アジア最終予選のラスト4試合はメンバーにすら入れなかった。それでも、所属クラブで調子を上げたこともあり、今シリーズで復帰。4-3-3への適応という部分で注目を集めた。
その鎌田は2日のパラグアイ代表戦でインサイドハーフとして先発出場。卓越したテクニックを活かしたパスやドリブルでチャンスを演出し、42分には約1年ぶりとなるゴールを決めるなど、IHでも十分できることを証明した。ブラジル代表戦は途中出場だったが、完全復活を予感させるこの男は、間違いなくチーム内で評価を高めている。