RSB:山根視来(川崎フロンターレ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年12月22日
日本代表通算成績:10試合1得点
日本屈指の右サイドバック、山根視来はここまでリーグ戦全試合に出場。粘り強い守備やインターセプトといった部分だけでなく、得意の攻撃では2得点2アシストの活躍を見せるなど、今季も川崎フロンターレを牽引している。
現在右サイドバックは緊急事態となっている。菅原由勢は負傷により代表を離脱。冨安健洋は所属クラブで右サイドバックを務めているが、未だ別メニュー調整と、今回のメンバーで右サイドバックを主戦場とするのは山根しかいない。ブラジル戦では長友佑都が右サイドバックを務めたが、ローテーションを考えると、ガーナ代表戦では山根がスタメン出場するはずだ。パラグアイ代表戦のような攻撃参加からチャンスを演出する活躍を期待したい。
CB:谷口彰悟(川崎フロンターレ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1991年7月15日
日本代表通算成績:9試合0得点
川崎フロンターレを4度のリーグ優勝に導いた谷口彰悟は、2021年6月に森保ジャパン初招集された。同年11月にアジア最終予選に臨むメンバーに名を連ねると、吉田麻也と冨安健洋が欠場となった2022年1月の中国代表戦と2月のサウジアラビア代表戦でスタメンに抜擢され、両試合の勝利に貢献。代役を完璧にこなした。
高い危機察知能力と鋭い読みを活かしたカバーリング能力はJリーグ随一。空中戦や対人守備の強さはもちろんだが、パス能力も高く、高精度のロングパスや前線への縦パスでゲームを組み立てることも出来る。フル出場したパラグアイ代表戦では、相手FWにかわされて1失点を喫してしまったが、ガーナ代表戦では無失点に抑える活躍を期待したい。
CB:伊藤洋輝(シュツットガルト/ドイツ)
【写真:田中伸弥】
生年月日:1999年5月12日
日本代表通算成績:1試合0得点
今季欧州で名を上げた日本人選手の1人、伊藤洋輝は2021年7月にジュビロ磐田からレンタルという形でシュトゥットガルトに加入。CBとSBを務め、リーグ最終節では後半アディショナルタイムに遠藤航のゴールをアシストし、チームを劇的な残留に導いた。
今回が日本代表初招集となった伊藤は、パラグアイ代表戦で代表デビュー。いきなり左サイドバックでスタメンに抜擢された。後半にはCBへポジションを変更。抜群のスピードと高精度のキック、さらに空中戦で強さをみせた。冨安健洋はまだ別メニュー調整中。試合出場は不透明なため、スタメン出場するのはデビュー戦で鮮烈な活躍をみせたこの男になると予想する。
LSB:長友佑都(FC東京)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年12月22日
日本代表通算成績:135試合4得点
日本代表の左サイドバックは、おそらく長友佑都が務めるだろう。今季の長友は、FC東京では両サイドバックでプレー。第5節の京都サンガF.C.戦から7試合連続でフル出場するなど、チームを牽引する活躍をみせている。
右サイドバックでスタメン出場したブラジル代表戦の活躍は見事だった。積極果敢なインナーラップからチャンスを演出。守備では対峙したヴィニシウス・ジュニオールを縦に突破させず、仕事をさせなかった。ブラジル代表戦は右サイドでの出場だったが、ガーナ代表戦はおそらく本職の左サイドを務めるだろう。