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勝利を手放したドイツ代表。なぜゴールが少ない? おろそかな守備と決め切れない攻撃【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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UEFAネーションズリーグ(UNL)のリーグAグループ3第2節、ドイツ代表対イングランド代表が現地時間7日に行われ、1-1の引き分けに終わった。ドイツ代表は狙い通りの攻撃で先制したが、試合終了間際に勝利を手放してしまった。一体なぜ、勝ち切ることが出来なかったのか。(文:阿部勝教)


勝利目前で勝ち点2を手放す結果に

ドイツ代表
【写真:Getty Images】

 前節イタリア代表と引き分けたドイツ代表は、同試合から先発メンバー7人を変更。前節物足りなかった攻撃面に厚みを持たせるため、フォーメーションを4-2-3-1から3-4-2-1に変えてイングランド戦に臨んだ。

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 そのドイツ代表は、開始1分でカイ・ハフェルツがファーストシュート。さらに、直後のコーナーキックではトーマス・ミュラーが触っていれば先制点という場面を作るなど、開始早々から相手ゴールに迫った。

 すると、23分にはニコ・シュロッターベックからのロングボールに抜け出したヨナス・ホフマンがシュート。見事な裏への飛び出しからゴールネットを揺らしたが、VARの結果オフサイド判定となり、このゴールは取り消された。

 その後も再三決定機を作ったドイツ代表は、50分にヨシュア・キミッヒがハーフスペースでフリーになっていたホフマンに鋭いダイレクトパスを入れると、華麗なターンから右足を振り抜き、先制点を奪取した。

 常にボールを保持し、試合を優位に進めていたドイツ代表がこのまま1-0で勝利すると思われたが、85分にシュロッターベックがペナルティーエリア内でハリー・ケインを倒してしまう。このプレーは一度流れたが、OFRの結果PKの判定となり、これを決められたドイツ代表は勝ち点2を手放してしまった。

 勝利目前だった。試合内容からすれば、終始主導権を握っていたドイツ代表が大差で勝利してもおかしくなかった。では、なぜ勝ちを逃すことになってしまったのか。

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