MF:イスコ(元スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年4月21日(30歳)
市場価値:750万ユーロ(約9億円)
最終所属:レアル・マドリード(スペイン)
21/22リーグ戦成績:14試合1得点0アシスト
イスコの名が世界中に知れ渡ったのは、マラガに移籍していた11/12シーズンだろう。加入後すぐに定位置を確保した同選手は、卓越したテクニックと攻撃センスでチームを牽引。4位でシーズンを終え、クラブを史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場へ導いた。翌シーズンのCLでは初出場でベスト8進出。その活躍により、2013年7月にレアル・マドリードに引き抜かれた。
レアル加入後の活躍を覚えている人は多いのではないだろうか。カルロ・アンチェロッティ監督の下でチームの中心となったイスコは、テクニシャンながら豊富な運動量で攻守に貢献。加入後2シーズンで4個のタイトル獲得に貢献した。同監督退任後も主力として活躍したが、18/19シーズンから出場機会が減少。トニ・クロース、ルカ・モドリッチ、カゼミロの3人による最強の中盤が形成されたことにより、イスコは居場所を失ってしまった。
アンチェロッティ監督が復帰した21/22シーズンはイスコの復活が期待されたが、その立場は変わらず。21/22シーズン終了後に契約満了となる同選手は、9年間在籍したレアルを退団することとなった。30歳という年齢を考えても、まだ十分にトップレベルでやれるはず。上記したように攻撃センス抜群かつ守備でも貢献度の高いこの男を欲しがるクラブは多いだろう。