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久保建英のW杯行きは…

　サッカー日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2022でブラジル代表と対戦した。世界最強相手に善戦したものの、0-1で敗れた。

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　今回の強化試合に招集されたメンバーの中で右ウイングを争うのは、伊東純也、堂安律、そして久保建英の3人だが、この一戦で同ポジションの序列はある程度明らかになったと言えるだろう。

　日本を7大会連続7回目のW杯出場に導き、ブラジル代表戦に先発出場した伊東が不動であることは間違いない。攻撃の核となっているこの男をスタメンから外すことは出来ない。

　この試合では、怪我人を除く現状でのベストメンバーに近い面々が出場していた。そして、73分に伊東と代わって途中出場したのは、パラグアイ代表戦に先発出場した堂安だった。久保はパラグアイ代表戦で途中出場だったが、ブラジル代表戦で出番が回ってくることはなかった。

　これにより、右ウイングの序列は伊東、堂安、久保という順番が見えた。活躍を期待されながらも未だに結果を残せていない久保は、 FIFAワールドカップカタール2022を約5ヵ月後に控えた現状で、序列を落とす厳しい状況となってしまった。

　久保の実力が他2選手に劣っているわけではない。だが、パラグアイ代表戦で攻撃の起点となっていた堂安や、ブラジル代表戦で相手の脅威となっていた伊東の活躍をみせれば、この序列は納得だろう。久保はパラグアイ代表戦に71分から途中出場するもチャンスに絡めず、果敢に仕掛けたドリブルはどれも止められてしまっていた。

　ワールドカップのメンバーが26人に拡大された場合は事情が変わってくるが、23人のままではメンバー入りすらも危うくなってくる。

　今月行われる強化試合はあと2試合。久保は残りの試合で結果を残し、序列を上げることが出来るか。21歳となった同選手の真価が問われる。

【了】