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日本代表 2年前

「手ごたえを持てる」と言うものの…。サッカー日本代表がブラジル代表に突き付けられた実力差。解決策は?【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Shinya Tanaka

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サッカー日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2022でブラジル代表と対戦し、0-1で敗れた。日本代表は身体を張ったプレーでブラジル代表に食い下がったが、スコア以上の実力差があったのは紛れもない事実。ワールドカップでグループリーグを突破するためには、乗り越えなければいけないものは多い。(取材・文:元川悦子)


豪華陣容のブラジル代表との一戦

日本代表対ブラジル代表
【写真:田中伸弥】

 新国立競技場初の代表戦、しかもFIFAランキング1位のブラジル相手ということで、ひと際注目度が高まった6日の日本代表対ブラジル代表。この日、関東甲信越に梅雨入り宣言が出され、試合開始前も大雨に見舞われるあいにくの天候にも関わらず、6万3638人の大観衆が集結している。久しぶりの熱気と興奮に包まれる中、注目の一戦が幕を開けた。

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 日本代表は2022年カタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選の主力のうち、冨安健洋と守田英正が負傷でベンチ外。大迫勇也も招集外で、彼らの代役にそれぞれ板倉滉、原口元気、古橋亨梧が入った。さらに、酒井宏樹不在のサイドバックも、右に長友佑都がシフトし、左に中山雄太が陣取る形の4-3-3でスタートした。

 対するブラジル代表は2日の韓国代表戦にも先発したネイマールがこの日も2トップの一角で攻撃をリードした。UEFAチャンピオンズリーグファイナルで決勝弾を叩き出したヴィニシウス・ジュニオールが左MFに入るなど、豪華陣容で勝ちに来た。

 開始早々の2分、日本代表はいきなり大ピンチを迎える。ネイマールのヒールパスを受けた2トップの相棒、ルーカス・パケタのシュートが左ポストを直撃。吉田麻也は「たぶんオフサイドだった」と言うが、入っていたら試合が壊れていたところだった。

 運もあって最初の危機をしのいだ日本代表は組織的守備で応戦した。

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