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【写真:田中伸弥】
三笘薫がブラジル戦で感じたものとは?
サッカー日本代表は6日、キリンチャレンジカップ2022でブラジル代表と対戦。FIFAワールドカップカタール2022に向けた貴重な一戦で、惜しくも0-1で敗れた。
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2日に行われたパラグアイ代表戦で1得点を決める見事な活躍をみせた三笘薫は、73分から途中出場。得意のドリブルで果敢にゴールに向かって行ったが、世界最高峰の壁に成す術がなかった。
1点ビハインドで迎えた86分には左サイドでボールを持つと、ブルーノ・ギマラインスをかわしたカットイン。ペナルティーエリア内で鎌田大地とのワンツーでポケットへの侵入を試みたが、パスを受ける前にブルーノ・ギマラインスに体を当てられ、ボールを奪われてしまった。
そして、最も世界最高峰の実力を痛感したのが、88分のミリトンとの1対1のシーンだろう。ペナルティーエリア左脇でボールを持った三笘は、自身の得意とする間合いから縦にドリブルを仕掛けた。しかし、左腕一本で抑えられて体を入れられ、完璧にドリブルを止められてしまった。
アジアの国相手なら間違いなく抜けていた。だが、相手はFIFAランキング1位のブラジル。完封されてしまったこのシーンについて三笘は試合後に「相手の強さを感じましたし、スピードのところでまだまだ全然足りないなというのは感じました」と話している。
また自身の課題については、「フィジカルレベルを上げることと、うまく周りを使いながら、状況にしっかりと入れるかというのは大事だと思います」と話した。
今回のような起用は本大会でも十分にあり得る。日本期待のドリブラーは格上を打ち破るために、どのような答えを見出すのか。本大会まで残り約5ヵ月。この男の覚醒に期待したい。
【了】