CF:ガブリエウ・ジェズス(マンチェスター・シティ/イングランド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年4月3日
南米予選成績:11試合0得点3アシスト
ガブリエウ・ジェズスは、18年に開催されたロシアワールドカップに向けた南米予選では7ゴール5アシストと大活躍だったが、今年11月に控えるカタールワールドカップに向けた南米予選ではまさかの0ゴールに終わった。だが、22年以降は所属クラブでの活躍もあり、得点感覚を取り戻しつつある。
21年6月に行われたコパ・アメリカまでは右WGで出場することが多かったが、同大会以降はハフィーニャの台頭もあり、最前線のポジションをかけてリシャルリソンとマテウス・クーニャの3人で熾烈なポジション争いを繰り広げている。決定力という視点で見るとリシャーリソンがレギュラー争いで一歩リードしているが、ジェズスは周りの選手を活かすプレーに長けており、リンクマンのような役割が求められればジェズスの方がタスクを完遂できるだろう。
2日に開催された韓国戦では途中出場から試合終了間際にゴールを記録。19年9月のペルーとのコパ・アメリカ(南米選手権)決勝以来、代表では3年(20試合)ぶりのゴールを決めた。ポジション争いを繰り広げるマテウス・クーニャも代表デビューから7試合連続でゴールを決めることができておらず、一先ずは前の試合でゴールを決めたジェズスを日本戦でスタメン起用すると予想する。
CF:ネイマール(パリ・サンジェルマン/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年2月5日
南米予選成績:10試合8得点8アシスト
“サッカーの神様“ペレが保持するブラジル代表史上最多ゴールの77まで残り4ゴールに迫っているネイマールは、カタールワールドカップに向けた南米予選でも大活躍。8ゴール8アシストはどちらもチーム最多であり、怪我による離脱が多い中でも中心選手として存在感を発揮している。
かつては左WGがネイマールのレギュラーポジションだったが、今季覚醒したヴィニシウス・ジュニオールの大ブレイクに伴い、チッチ監督は同ポジションの2人の共存を目指している。現在はサイドでの突破が武器のヴィニシウスを左WGに置き、ネイマールはフリーマンのような形でボールがある場所に顔を出して各局面で数的優位の形を作りながらチャンスメイクに関わり、時には自らフィニッシャーとしてもゴールネットを揺らす。
2日に行われた韓国戦では足首の負傷が懸念されながらも先発に名を連ね、2つのPKを冷静に沈めていた。チッチ監督はヴィニシウスとネイマールを「どのように共存させれば両選手ともに輝けるのか」ということを考えており、ワールドカップ本番まで半年を切ったこの限られた期間の中で指揮官はできる限りこの2人を同時に起用したいと思っているはずだ。