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サッカー日本代表に完敗認め「欧州の強豪国と対等に戦える」。パラグアイ代表監督が指摘するブラジル代表戦の勝ち筋とは?【キリンチャレンジカップ2022】

text by 編集部 photo by Getty Images

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ギジェルモ・バロスケロット
【写真:Getty Images】



パラグアイ代表監督、日本に完敗認める

【日本 4-1 パラグアイ キリンチャレンジカップ2022】

 キリンチャレンジカップ2022が2日に行われ、サッカー日本代表はパラグアイ代表に4-1で勝利を収めた。



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 試合後の記者会見でパラグアイ代表を率いるギジェルモ・バロスケロット監督は「今日の試合は結果が全てを物語っている。パラグアイのプレスの部分はよかったと思うし、得点することもできたが、ほとんどの時間帯において自分たちのやりたいことをさせてもらえなかった」と完敗を認めた。

 複数の主力選手が出場できなかったことによる影響があったと何度も繰り返したが、「日本のように長年同じ監督の下で戦い続けてきている完成されたチームと戦うにはまだ経験値が不足している」と代表経験の浅い選手たちの実力不足は如何ともし難かった。

 そして、バロスケロット監督は森保一監督が率いる日本代表の強さを絶賛する。

「ワールドカップに出場するチームということで、すでにこの監督の下で 4 年間、一緒に戦ってきているチームだ。今日は4-3-3でボールを支配し、効率的に攻撃をしていた。強いて言うなら、我々がプレスをかけた時に少しビルドアップの部分で苦しんだ面があったかもしれず、2、3度、我々が効果的なプレスでボールを奪ったシーンがあったと思う。日本代表は非常に明確な戦い方を持っているチームで、このまま継続して取り組んでいけば、ワールドカップではヨーロッパの強豪国と対等に戦えるのではないか」

 日本代表は6日にブラジル代表と対戦する。ワールドカップ南米予選でブラジル代表と対戦経験があり、今回の対戦によって日伯両国代表を深く知ることとなったバロスケロット監督は「おそらく非常に魅力的な内容になると思うし、日本が世界で今どれぐらいの位置にあるのかをワールドカップ前に確認するのに非常にいい機会になるだろう」と日本対ブラジルへの展望も語ってくれた。

 そのうえで森保ジャパンがFIFAランキング1位のブラジル代表を相手に勝ち筋を見出すなら「経験豊かな選手たちを信頼して戦うこと」だとも、パラグアイ代表指揮官は指摘する。

 快勝で勢いづく日本代表は、ネイマールらスター選手揃いの世界最強国に対してベストメンバーをぶつける準備をしている。6日の決戦がどのような展開になるか楽しみで仕方ない。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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