右WG:伊東純也(ヘンク/ベルギー)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:33試合9得点
現日本代表のエース、伊東純也のアジア最終予選での活躍は圧巻だった。アジア最終予選・グループB第2節の中国戦で大迫勇也の先制点をアシストすると、第4節のベトナム戦から4試合連続ゴール。何度も日本代表を勝利に導いた。この男の活躍がなければ、7大会連続7回目のW杯出場はありえなかった。
伊東の最大の特徴は、抜群のスピードを活かした突破だ。トップスピードで裏へ抜け出したこの男に追い付くことはほぼ不可能。同選手のドリブル突破は相手にとって脅威となるが、近年では高精度のクロスで得点を演出するなど、パススキルが向上し、クラブと代表で崩しの核となっている。右サイドで不動の地位を確立している背番号14には、パラグアイ戦でもゴールに絡む活躍を期待したい。
左WG:三笘薫(ユニオン=サンジロワーズ/ベルギー)
【写真:Getty Images】
生年月日:1997年5月20日
日本代表通算成績:3試合2得点
アジア最終予選での三笘薫の活躍を知らない人はいないだろう。2021年11月のオマーン代表戦では後半の頭から出場すると、81分に伊東純也の決勝点をアシスト。さらに、2022年3月に行われたオーストラリア代表戦では、84分から途中出場すると、試合終了間際に圧巻の2ゴールを決め、7大会連続7回目となるW杯出場の立役者となった。
三笘の緩急を活かした切れ味鋭いドリブルは絶品。その攻撃力は日本代表内でも随一だが、今季レンタルで加入したユニオン・サン=ジロワーズでウイングバックも務めた同選手は、守備面も大きく向上している。アジア最終予選では南野拓実が左サイドでスタメン出場していたが、同選手はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦でベンチ入りしていたため、代表への合流が遅れている。そのため、パラグアイ代表戦では三笘がスタメン出場する可能性が高い。
CF:古橋亨梧(セルティック/スコットランド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月20日
日本代表通算成績:12試合3得点
21/22シーズンの古橋亨梧の活躍は圧巻だった。2021年7月にセルティックへ移籍した同選手は、ホームデビュー戦となった第2節のダンディーFC戦でいきなりハットトリック。以降は怪我に悩まされたが、シーズンを通して公式戦33試合20得点5アシストの活躍を見せ、チームをリーグ優勝とリーグカップ優勝の2冠に導いた。
古橋の最大の特徴は、オフ・ザ・ボールの動き出しだ。相手の背後を取る動きに長け、裏に抜け出すタイミングは絶妙。そしてシュートセンスも抜群だ。ダイレクトシュートが特に上手く、後方からのスルーパスやクロスをいとも簡単に決めてみせる。これまで日本代表では大迫勇也が最前線で不動となっていたが、今回は選外に。前田大然や上田綺世らが選出されてはいるが、欧州で圧巻の活躍をみせた古橋が最前線を務めるだろう。