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【写真:Getty Images】
買取オプションを行使せず
シャルケは31日、マンチェスター・シティからのレンタルの形で在籍していた日本代表DF板倉滉の買取オプションを行使せず、同選手が今季限りでシャルケを去ることを発表した。
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板倉は昨年夏にシティからのレンタルでシャルケに加入。リーグ戦31試合に出場して4得点を記録するなどの活躍で、ブンデスリーガ2部に降格していた名門チームの2部優勝および1部昇格に大きく貢献した。
ドイツメディアなどの報道によれば、シティとシャルケの間では移籍金500万ポンド(約8億円)での完全移籍オプションが設定され、31日がその行使の期限となっていたようだ。だがシャルケはオプションを行使しない決断を明らかにした。
板倉の加入は「ブンデスリーガ復帰への重要な鍵のひとつだった」「ぜひコウをブンデスリーガ(1部)で戦うチームの一員にしたかった」とシャルケはコメント。それでも完全移籍を断念したのは「経済的な理由」であると説明している。
「スポーツ面では、間違いなくコウは昨季の傑出した選手の一人だった。ブンデスリーガで戦うチームの中で彼を見たかったが、経済的理由により不可能だった。単純に金額が大きすぎた」とルーヴェン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)もコメントを述べた。
また板倉自身も、シャルケに残りたい気持ちはあったがクラブ事情を理解できるとコメント。「シャルケでぜひプレーを続けたかったけど、決定の理由は理解できます」「シャルケで過ごした時間に心から感謝しています。(本拠地)フェルティンス・アレーナでの全ての試合、全ての時間が特別でした」と別れを告げている。
一旦シティに戻る形となる板倉に対しては、ブンデスリーガ1部やイングランドなどから多くのクラブが獲得への関心を示していると報じられている。今後の移籍先にも注目が集まりそうだ。
【了】