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【写真:Getty Images】
買取オプション期限は5月31日
マンチェスター・シティからシャルケにレンタルされていた日本代表DF板倉滉だが、シャルケに完全移籍する可能性はほぼなくなったようだ。独紙『ビルト』が30日付で伝えている。
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2部に降格した名門シャルケに加入した板倉は、不動のレギュラーとしてリーグ戦31試合に出場。CBや守備的MFとして守備面を支えるだけでなく攻撃面でも4ゴールを記録するなど、シャルケの優勝と1部再昇格に大きく貢献した。
シティからシャルケへのレンタル契約には、買取オプションも設定されている。シャルケは来季の1部での戦いに向けて板倉を完全移籍で獲得したいと希望はしているものの、金銭面が大きな問題となっていた。
移籍金として設定されている金額は、独紙によれば500万ポンド(約8億円)。シャルケは買取が義務付けられた他選手の獲得費用が必要であることや、余剰戦力の売却が進まないなどの理由から、板倉の移籍金を捻出するのは難しいようだ。
買取オプションの行使期限は5月31日に設定されているが、シャルケは板倉との間で来季以降の契約に向けた交渉も行っていない模様。「最後に奇跡が起こらない限り、シャルケはファンにとってお気に入りの選手を手放すことになる」と独紙は退団の見通しを示している。
シャルケが板倉の買取オプションを行使しなかった場合、獲得を試みるクラブは多いようだ。ドイツ国内からフランクフルト、フライブルク、ホッフェンハイム、マインツ、イングランドからはプレミアリーグ昇格組のフラムやボーンマス、スコットランドからはセルティックなど、様々なクラブからの関心が各国メディアで噂されている。
【了】