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セリエA 2年前

ユベントス、最高の補強は? 21世紀ベスト移籍1~5位。無敵のイタリア王者に加わった精鋭たち

text by 編集部 photo by Getty Images

4位:ダヴィド・トレゼゲ

ダヴィド・トレゼゲ
【写真:Getty Images】


生年月日:1977年10月15日
移籍金:2324万ユーロ(約32億円)
在籍期間:2000年夏~2010年夏
リーグ戦成績:214試合123得点25アシスト

 ダヴィド・トレゼゲは2000年夏にユベントスに加入。モナコですでに活躍していた22歳は、2324万ユーロ(約32億円)の移籍金でユベントスにやってきた。

 モナコで3シーズン連続2桁得点、最後のシーズンは22ゴールを決めたトレゼゲは、即戦力として期待されていたが、イタリアでその期待を裏切らない決定力を見せた。派手なスーパーゴールは多くないものの、ゴール前での勝負強さが異次元。PKキッカーではないにもかかわらず、2年目はセリエAで24ゴールを決め、得点王に輝いている。

 2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルの際には、移籍して当然という声が多かったが、ジャンルイジ・ブッフォンやパベル・ネドベドらとともに残留を選択して、セリエBでもゴールを量産。セリエA復帰1年目も20ゴールを決めた。

 トレゼゲはユベントスで公式戦317試合に出場し、136ゴールを挙げた。ユベントスの歴史で4番目の得点数だ。それだけでも十分に偉大だが、1試合あたりの得点数をみると、歴代最多のアレッサンドロ・デル・ピエーロが「0.41」に対して、トレゼゲは「0.54」。“トレゼゴール”の決定力の高さがうかがえる数字となっている。

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